定期点検整備記録簿とは
定期点検整備記録簿とは、24ヵ月点検や12ヵ月点検の法定点検を行った内容を記録する為の用紙のことです。こちらの定期点検整備記録簿を確認することで、過去の点検整備の記録を辿ることができたり、さらにそこから消耗部品の交換時期を判断することが可能です。
また、売買においては車両状態把握のひとつの資料として大変重宝される書類です。
後検査(車検前に点検整備)を行う場合に必要な書類となっています。前検査(車検後に点検整備)で車検を受けられる場合は不要です。
定期点検整備記録簿の入手方法
ご自分でユーザー車検を受けられる予定で、且つ車検前に点検整備を行う場合は、車両購入時に付いていた定期点検整備記録簿をご使用頂くか、整備振興会などで定期点検整備記録簿をご購入下さい。用紙代は、350円程度です。
また、下記からダウンロード(無料)も可能です。
PDFファイルを見れない場合は、Adobe Reader(無料)をインストールして下さい。
定期点検整備記録簿記入時の注意事項
定期点検整備記録簿作成にあたる前の予備知識として、点検項目の中にはドラムブレーキの分解(ドラムブレーキがある場合)や、ジャッキで軽自動車を上げ車体の下廻りを点検するなど、専門知識を有する項目があることをご確認下さい。
整備に携わるお仕事をされていた方や、同程度の知識をお持ちの方以外は、安全を考慮した上で専門業者に依頼されることをお薦めいたします。
注意事項
- 点検整備の内容を記録簿のチェック記号に従って記載して下さい。
- 点検整備の項目によっては危険が伴います。安全に作業ができる工具(ジャッキやジャッキを補助するウマ、車止め)をご用意下さい。
- 整備工場などで実施した項目については、その整備工場などで作成してもらって下さい。
専門知識を有していないユーザーご自身が、単独で定期点検整備記録簿を作成することは現実的ではありません。実際には点検を行わず(省略など)書類を作成することは容易ですが、当サイトではそれを推奨しておりません。
もし、前検査(車検後に点検整備)ではなく、後検査(車検前に点検整備)で車検を行うのであれば、定期点検整備記録簿の作成は、整備工場や車検専門店、ガソリンスタンドなどへ依頼されることが望ましいです。
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豆知識
上記の通り、一般のユーザーご自身が、単独で定期点検整備記録簿を作成することは現実的ではありません。その為、ユーザー車検で軽自動車検査協会に持ち込まれる大半は、前検査と呼ばれる車検を先に取ってから点検整備は後日、というスタイルが多いようです。
しかし、前検査で車検を通し、後の点検整備を行わないユーザーが多く、問題となっております。車検はあくまで保安基準に適合しているかを検査するものであり、軽自動車の安全を保証するものではありません。点検整備を日頃から意識することが、安全なカーライフを送るひとつの要素となっております。